
こんにちは!こっちーです!
今回は、2021年注目テーマ(エッジコンピューティング(エッジAI)関連)について話していきたいと思います。
目次
エッジコンピューティング(エッジAI)とは?
エッジコンピューティング(エッジAI)って聞きなれない単語だと思いますので、以下に定義を記載します。
利用者や端末と物理的に近い場所に処理装置(エッジプラットフォーム)を分散配置して、ネットワークの端点でデータ処理を行う技術の総称。
多くのデバイスが接続されるIoT時代となり提唱されるようになった。
(出典:Wikipedia)


もっと簡単に言うと、皆が使っている端末上でデータ処理が容易になって、遅延等なくリアルタイムに様々な情報を反映できるようにするための概念のことだよ。

何となくわかったような…(;·∀·)

AI技術が発展するにつれて、ネットワークに接続するデバイスの数は爆発的に拡大していっているから、従来のようにクラウドで運用していくためには多大なコストと手間がかかるし、今までの概念のままでは遅延等が発生してしまうんだ。
そんな状況を解消すべく考案されたんだよ。
ちなみに以下がエッジコンピューティングの概念を図式化したものです。
(出典:総務省)
エッジコンピューティング(エッジAI)が注目される理由は?
エッジコンピューティング(エッジAI)を取り入れるメリットは主に以下の3点です。
メリット
➀リアルタイム性の追求が可能
②情報漏洩のリスク低減
③通信量(料)削減
➀リアルタイム性の追求が可能
AIの発展やIoTの普及が進んで、膨大なデータを処理する上でよりリアルタイム性が求められていることが挙げられます。
従来のようにクラウド上での処理では容量が増えるにつれて通信が不安定になる弱点があることから、リアルタイム性が求められる今、クラウド側よりもエッジ側でデータを高速処理したいというニーズが高まってきているということです。
②情報漏洩のリスク低減
エッジ側で処理ができるようになるため、オンライン上に個人情報をアップロードする必要がなくなるため、個人情報漏洩等を防ぐことが可能になります。
③通信量(料)削減
エッジ側で処理が可能になるため、従来のようにすべての情報をクラウド上にアップロードする必要がなく、必要な情報を必要な分だけ処理することが可能になるため、通信量(料)の削減に繋がります。
エッジコンピューティング(エッジAI)の関連銘柄
ここからは、エッジコンピューティング(エッジAI)の関連銘柄を何銘柄かご紹介します♪
4813 ACCESS
■四季報情報
【URL】https://www.access-company.com/
【決算】1月
【設立】1996.11
【上場】2001.2
【特色】IoTデバイス受託開発やブラウザ、電子書籍プラットフォームが柱。ネットワーク事業育成中
■補足
・時価総額290億円
・携帯電話、クルマ、TV、ゲーム機など、ACCESSのブラウザ技術が搭載された機器の総数は世界で15億台を突破
・ビーコン端末、アプリケーションサービス、クラウド技術をパッケージで提供。出荷台数は国内No.1の実績
・W3Cのメンバー企業として、Web技術言語HTML5の策定に貢献
■日足チャート
4056 ニューラルポケット
■四季報情報
【URL】https://www.neuralpocket.com/
【決算】12月
【設立】2018.1
【上場】2020.8
【特色】独自開発のAIアルゴリズムを活用したサービスを展開。端末内でデータ処理する技術に強み
■補足
・時価総額827億円
・画像や動画における物体検知、種別分類、空間認識や人体・動態解析、表情・閲覧解析などの多様なAI技術を独自に開発・保有
・AI解析により得られたビッグデータを、専用のデータアナリティクスプログラムで解析し、空間情報や人の属性情報を定量化・可視化することで、新規サービス構築や付加価値づくりに活用するサービスを提供
・スマートシティ、サイネージ広告、ファッショントレンド解析等にも強み有
■日足チャート
4011 ヘッドウォータース
■四季報情報
【URL】https://www.headwaters.co.jp/
【決算】12月
【設立】2005.11
【上場】2020.9
【特色】AIを活用したソリューションを提供。業務分析から開発、保守・運用まで一気通貫。DX支援も
■補足
・時価総額138億円
・AIインテグレーションサービスでは、AIと現場のシステムを結びつけるためのシステムを開発
・AIプロダクト「SyncLect」や「Pocket Work Mate」等を顧客に提供し、もしくはカスタマイズすることにより顧客の経営課題を解決するサービスを推進
・単なるデジタル化ではなく、先々のAI利用を見越したデジタル化を推進していくためのシステムを開発
・インテグレーションサービスで開発したシステムをより有効的に活用できるよう継続的に機械学習を行う、もしくは不具合が発生しないよう保守を行うサービスを提供
■日足チャート
6597 HPCシステムズ
■四季報情報
【URL】https://www.hpc.co.jp/
【決算】6月
【設立】2006.7
【上場】2019.9
【特色】科学技術計算用の高性能コンピュータ・ソフトを企業や研究機関へ納入。産業用コンピュータも
■補足
・時価総額107億円
・科学技術計算やCAE解析、アプリケーションやOS、その他関連ソフトウェアのライセンスの取扱い、販売、インテグレーションを実施
・ハードウェア単体のみならず、各種サービスの提供を通して多角的にお客様の研究開発や解析業務を支援
・深層学習、CAE、液冷、次世代シーケンサ解析など、特定用途に最適化されたシステムを提供
■日足チャート
3694 オプティム
■四季報情報
【URL】https://www.optim.co.jp/
【決算】3月
【設立】2000.6
【上場】2014.10
【特色】スマホなど端末の一括管理サービスをクラウドで提供。遠隔サポートも展開。保有特許豊富
■補足
・時価総額1,548億円
・ビジネスで使うIoT(モノのインターネット)を含むスマートフォン、タブレット、パソコンなどの様々なネットワークデバイスをクラウド上からまとめて管理し、必要なセキュリティ対策や設定を簡単に行うことができるサービス(Optimal Biz)を提供
・あらゆる人にそのとき必要な体験(知識、ノウハウ、情報)を遠隔から共有する環境(Remote Experience Sharing)を提供
・主に個人向けのお客様が、インターネット、スマートフォン、タブレット、PCがうまく動かない際に、自動的にその設定ミス、トラブルを診断して修復してくれるサービス(Optimal Diagnosis & Repair)を提供
■日足チャート
6599 エブレン
■四季報情報
【URL】https://ebrain.co.jp/
【決算】3月
【設立】1973.10
【上場】2020.6
【特色】産業用コンピュータを受託製造・販売。少量多品種生産で差別化。半導体製造装置向けが中心
■補足
・時価総額45億円
・産業用電子機器や工業用コンピュータの設計・製造を専門
・産業用電子機器の設計・製造分野において、最高のソリューションを提供し続けることのできるブレインでありたいとの願いで事業を拡大
・5つの分野(通信機器、電子応用装置、電気計測器、交通関連装置、防衛)を展開
■日足チャート
9739 日本システムウエア(NSW)
■四季報情報
【URL】https://www.nsw.co.jp/
【決算】3月
【設立】1966.8
【上場】1996.4
【特色】独立系SI。システム開発に加え、組み込みソフトや半導体設計に強み。IoT・AIに注力
■補足
・時価総額322億円
・ITソリューション、サービスソリューション、プロダクトソリューションの事業を展開
・小売業、製造業をはじめとした主要顧客の動向に注視し、事業環境変化に臨機応変に対応
・製品IoT化を中心に堅調推移し「RealWear」関連サービスも拡大
■日足チャート
2359 コア
■四季報情報
【URL】https://www.core.co.jp/
【決算】3月
【設立】1969.12
【上場】2003.3
【特色】独立系SI。車載やスマートデバイス向け組み込みソフトが主力。金融向けシステム等も強い
■補足
・時価総額215億円
・ソリューションビジネスのコアビジネスとして、メディア、公共、医療、GNSS、IoT(AI)の5つのエネルギーとDXインサイトの2つの事業分野を展開
・SIビジネスでは、車載、デジタルテクノロジー、金融、社会基盤、農業、クラウドの6分野を推進
・各分野の連携強化による付加価値最大化を図る
■日足チャート
おわりに
今回は、2021年注目テーマ(エッジコンピューティング(エッジAI)関連)についてお話ししましたが、いかがでしたでしょうか?
再生可能エネルギー関連に目が行きがちですが、こういったテーマの関連株も12月に急騰していたように思いますので、見逃し厳禁ですね^^
エッジコンピューティング(エッジAI)は、自動運転、工場の検品、スマホ、テレビ、カメラ等、商業用から個人用まで様々な場面で広がりを見せそうな分野です。
今年以降も大注目のスマートシティ関連等との関係性も強そうなので、複数のテーマに関係する銘柄を選ぶと株価の値上がり確率も高まりそうで良いかもしれません。
少しでも参考になれば幸いです٩(ˊᗜˋ*)و
ご覧いただきまして、ありがとうございました!