
こんにちは!こっちーです。
今回は、2022年の大本命NFT関連銘柄5銘柄をご紹介したいと思います。
目次
NFT関連ニュースについて
2021年以降、以下のようなニュース記事が日経新聞で取り上げられていましたが、皆さんはご存じでしょうか?
ニュース見出し
・ブロックチェーン活用のデジタルアート、75億円で落札
・1場面で2000万円超 「NFT」は現代の錬金術か
・Twitter創業者ドーシーCEOの初投稿、3億円で落札
・アートや音楽、デジタル資産に 「希少性」がバブル呼ぶ
上記のニュース記事は、どれも「NFT」に関連するものです。
それではここからは、一体「NFT」とは何なのか?なぜ多額のお金が絡むのか?について解説していきたいと思います。
NFTとは?
NFTの定義については、以下のように記されています。
NFTとは?
・非代替性トークン、NFT(non-fungible token)とは、ブロックチェーンと呼ばれるデジタル台帳上のデータの単位である。
・各NFTはユニークな(唯一の)デジタルアイテムを表すことができるため、交換することはできない。
・NFTは、アート、オーディオ、ビデオなどのデジタルファイルを表すことができ、その他の形態のクリエイティブな作品を表すことができる。
・デジタルファイル自体は無限に複製可能であるが、それを表すNFTは、その基盤となるブロックチェーン上で追跡され、購入者に所有権の証明を提供する。
(出典:wikipedia)
NFT(non-fungible token)という単語について
まず、単語それぞれの意味からですが、
・fungible:代替可能な
・token:代用貨幣(暗号通貨)
そして、頭にnonをつけて直訳すると、代替不可の代用貨幣となります。
token(トークン)自体は、通常、実体のあるものにも使われるのですが、今話題のNFTは、どうやらデジタルデータに限っての話になるようです。
fungibleとnon-fungibleの違いについて
fungible(代替可能)かnon-fungible(代替不可)かの違いについてですが、
例えば、日本円のお札や小銭について、製造年月や製造番号等、それぞれのお札や小銭に記載されているものは異なるものの、どれも同等のものとして取り扱いされますよね?
1万円札は基本的にどの1万円札も1万円の価値として扱われますし、100円玉もどれも同じ100円玉として扱われます。
これはfungibleと言えます。
一方で、エラーコイン、プレミア硬貨(発行枚数が少ない年の硬貨)等は通常の貨幣価値とは異なる高値で取引されたりしますよね?
こういうものは、non-fungibleといえます。
要は、同じものとして見なされるか、否(希少性がある、唯一性がある)かという区別ができます。
NFTは何が今までと異なるのか?凄いのか?
前々段で、NFTは、どうやらデジタルデータに限っての話とお伝えしましたが、例えば、デジタルの絵(画像)を2つ並べられていたとして、オリジナルとコピーペーストした画像を区別できますか?と言われると、今までは「No」でした。
つまりfungibleなものでした。
オリジナル=本物として、本物と偽物の区別が全くつかないため、いくらでも複製できてしまいますよね。
当然「著作権」というもので作品は守られますが、デジタルデータとしての価値には注目はされていませんでした。
そこで生まれたNFT(non-fungible token)については、以下によってデジタルデータに唯一性を持たせることに成功しました。
ポイント
・ブロックチェーンの性質を活用し、デジタルデータ個々の権利の所在を明らかにした。
⇒デジタルデータの複製は出来ても、個々の権利の所在までの複製は不可であるため、本物か否(コピー品)かの判断ができるようになる。
要は、デジタルデータをnon-fungible化させることに成功したため、それぞれのデジタルデータに唯一性が生まれ、価値が見出され始めたということです。
それにより、上記のニュース記事のように様々なデジタルデータが日本円にして数億円等で売買されるようになった訳です。
NFTの今後について
NFTは今後以下の分野での活用が期待されているようです。
今後の活用の場
・ゲームで購入した有料アイテムを別のゲームで活用
・デジタルデータについて、ネット上で限定販売する等の付加価値を付与
・資産の追跡および真贋証明
ただし、まだデジタルデータのNFTに関する法整備ができていないことや、今話題になっているのが「仮想通貨の高騰」がきっかけとなっていることが挙げられるので、再び仮想通貨が暴落した場合、比例してデジタルデータのNFTの価値が下がる可能性もあるといったことも言われています。
また、最近話題となったばかりということもあり、そのNFT個々の価値がバブル化しているだけで、いずれ値段も落ち着く(落ち込む)可能性があるという懸念もあるようです。
いずれにしても、今はまだ謎が深いものなので、今後より世界中に当たり前のものとして浸透するのか、廃れてしまうものなのか、注目ですね!
日本株のNFT関連銘柄について
それでは、NFTという概念についてはご理解いただいたということで、ここからは日本株の関連銘柄についてご紹介していきたいと思います♪
今回、数多くある関連銘柄の中からご紹介する銘柄は以下の5銘柄です。
関連銘柄一覧
・7044 ピアラ
・2345 クシム
・3793 ドリコム
・4436 ミンカブ・ジ・インフォノイド
・2437 シンワワイズ
7044 ピアラ
■四季報情報
【URL】https://piala.co.jp/
【決算】12月
【設立】2005.8
【上場】2018.12
【特色】化粧品、健康食品中心にECマーケティング展開、成功報酬型に特徴。販促企画等のコンサルも
ポイント
・個のエンパワーメントを高める「クリエイター育成支援事業」を開始
→Pococha や 17LIVE など様々なプラットフォームで活躍するクリエイターの育成支援を行う事務所である「 Fairy」を設立し、ライブ配信の他に、P2C機能や NFT モールなどが搭載された独自の多機能プラットフォーム『サイバースターもオープンすることで、個々のクリエイターが持つ様々な才能を活かしたビジネスをサポートする
当社はヘルスケア&ビューティ及び食品市場を中心にEC企業に対しマーケティング支援を行っている企業でありますが、NFT関連として挙げたのは、上記記載のとおり、NFTモールを搭載した独自プラットフォームの運営開始に伴いNFTコンテンツの販売による収益増加が見込める点ですね。
youtubeを始め、クリエイター等のインフルエンサーに対する「投げ銭」が現在活発化している中で、NFT関連のコンテンツ販売も一定売上は見込めそうなので、そういった意味では早くから取組みができている当社には期待が高まります。
2345 クシム
■四季報情報
【URL】https://www.kushim.co.jp/
【決算】10月
【設立】1997.6
【上場】2002.12
【特色】学習管理システム開発が祖業。買収、資本提携駆使しブロックチェーン技術領域へ事業転換中
ポイント
・2021年12月、「ブロックチェーンサービス事業」を新たな中核セグメントとして位置付けすることを決定
・フィスココイン(FSCC)のポリゴン(Polygon)チェーンへのマッピングに係る開発プロジェクトが完了(連結子会社となる予定のチューリンガムが開発支援)
・当社の連結子会社のイーフロンティアが「Zaif NFT Marketplace」にて、ソフトウェアライセンスのNFTでの販売を2022年4月下旬から開始することを発表
・当社の連結子会社のチューリンガムが総合支援している「Cosplay Token(コスプレトークン)」について、国内暗号資産交換所であるZaif及びSAKURA Exchange BitCoinで2022年3月14日より取引開始となったと発表
→コスプレトークンはキュア・ホールディングス(香港)が発行した暗号資産であり、キュアが運営するフォトシェアリングサイト「WorldCosplay」に実装され、ユーザーとコスプレイヤー間での決済や投げ銭などの手段として利活用されている
・暗号資産コスプレトークン(COT)を使って応援ができる新NFTサービス「Curecos(キュアコス)」β版の「Curecos β」が一般公開されたと発表
・当社子会社であるイーフロンティアの発行株式の一部をピアズに譲渡することを発表
当社は、ブロックチェーンサービス事業を中核セグメントとして取り入れたことにより、さっそく今年になってからその本気度がうかがえるようなIRを連発しております。
特にコスプレトークンにおいては、話題性や、今後の規模拡大への期待が高まりますので注目です。
3793 ドリコム
■四季報情報
【URL】https://www.drecom.co.jp/
【決算】3月
【設立】2003.3
【上場】2006.2
【特色】ブログ開発発祥。アニメ、マンガなど有力IPのスマホゲーム開発・運用で先駆。他社配信主体
ポイント
・Web3により、「トークンを介した形で実現する分散型インターネットサービス」開発の起点として関与することで、事業化を目指すと発表
→ブロックチェーンゲームの制作に意欲を示し、VRコンテンツ開発で実績の高いThirdverseと協業する計画
当社は、Web3領域を自社の事業化にする方針を発表し、その中でもGameFi、NFT、Blockchain に注力することで、ゲーム、ブロックチェーン(NFT、トークン等)、ファイナンスを組み合わせてゲームを中⼼とするトークンエコノミーの形成を目指すとのこと。
また、Thirdverseグループと協業で開発する『Wizardry』を⽤いたブロックチェーンゲームについては、2022年冬〜2023年春α版リリースを⽬指し開発するとのことで、順調にいけば2022年秋冬あたりから株価の値動きも面白い展開になるのではないかと思います。
4436 ミンカブ・ジ・インフォノイド
■四季報情報
【URL】https://minkabu.co.jp/
【決算】3月
【設立】2006.7
【上場】2019.3
【特色】『みんなの株式』『株探』などのメディア運営と法人向け情報サービスが柱。情報自動生成に強み
ポイント
・今後に向けて、金融領域での知見を活かし、幅広い分野にブロックチェーン技術を活用していくと発表
→NFTユースケースにおいて、スポーツ系NFT販売基盤の展開からスタートデジタル・アイデンティティ(個人証明書)やCRMへの利活用も視野にNFT事業拡大も視野(第一弾として、Jリーグの浦和レッズ初のNFTコンテンツの販売において浦和レッドダイヤモンズと協業)
・株式会社 BANQ が NFT 部門を新設分割し、2022年5月1日付けで当該新設分割会社の第三者割当増資を引き受け、同社の総議決権の過半数を取得することで「株式会社ミンカブ Web3 ウォレット」を連結子会社化することを発表
→BANQ は、ブロックチェーン(イーサリアム互換のブロックチェーン THX network)レイヤーから NFT 発行基盤やサービスレイヤーのアプリまでを開発運用する Web3 企業
当社は、今後幅広い分野においてNFT マーケットプレイス事業を伸ばしていく予定であるため、上記のスポーツ関連の協業だけではなく、ファイナンス業、サービス業、各種証明書、教育業、eKYC(オンライン上での本人確認)等の分野での協業等が期待できそうです。
2437 シンワワイズ
■四季報情報
【URL】https://www.shinwa-wise.com/
【決算】5月
【設立】1989.6
【上場】2005.4
【特色】美術品の公開オークションの企画・運営の最大手、ダイヤ販売も。ネットオークションを試行
ポイント
・オークションハウス最大手として独自ノウハウを有し、2021年10月に国内初となるNFTアートオークションを開催し成功
・新たにデジタル仮想空間(メタバース)上におけるアート関連サービスや日本の文化・芸術への理解を促進する事業を展開するべく、新会社を設立すると発表(Edoverse 株式会社(仮))
当社は、いち早くオークションにおいて、NFTアートを取り入れた企業として注目されています。
今後も独自ノウハウを活かし、NFT、メタバース関連事業への本格展開が期待できるため注目しています。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
2022年になり、より注目度が増してきたNFT関連銘柄についてご紹介させていただきました。
関連銘柄もこれからどんどん増えてきそうですし、そのうち一部が大相場となる可能性を秘めているので非常に今年注目のテーマだと思いますので、是非内容をご理解いただき、関連銘柄の株価推移やIR等に注目していきましょう♪
最後にNFTとの親和性の高いメタバース関連銘柄の紹介記事も置いておきますので、あわせてご覧いただければ幸いです。
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【2022年の大本命】メタバース関連5銘柄紹介!!
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今回もご覧いただきまして、ありがとうございました!