
こんにちは!こっちーです。
今回は、2021年大発会ストップ高銘柄の値上がり率について話していきたいと思います。
目次
2021年大発会ストップ高銘柄一覧
まずは大発会にストップ高となった銘柄(14銘柄)をご紹介します。
証券コード | 銘柄名 | 市場 | 業種 | 備考 |
---|---|---|---|---|
7360 | オンデック | マザーズ | サービス業 | 直近IPO |
4169 | ENECHANGE | マザーズ | 情報・通信業 | 直近IPO |
7342 | ウェルスナビ | マザーズ | 証券・商品 | 直近IPO |
6897 | ツインバード工業 | 東証一部 | 電気機器 | ワクチン関連 |
3004 | 神栄 | 東証一部 | 卸売業 | ワクチン関連 |
6776 | 天昇電気工業 | 東証二部 | 化学 | ワクチン関連 |
7922 | 三光産業 | JASDAQ | その他製品 | マスク関連 |
9941 | 太洋物産 | JASDAQ | 卸売業 | 債務超過の猶予期間入りからの仕手化 |
4480 | メドレー | マザーズ | 情報・通信業 | オンライン診療関連 |
3559 | ピーバンドットコム | 東証一部 | 卸売業 | YouTube煽り |
8139 | ナガホリ | 東証二部 | サービス業 | 貸借取引申込停止措置 |
6549 | DMソリューションズ | JASDAQ | サービス業 | EC需要増による業績拡大期待 |
6347 | プラコー | JASDAQ | 機械 | 車体軽量化関連 |
4918 | アイビー化粧品 | JASDAQ | 化学 | 材料なし |
参考に【2021年保存版】大発会ストップ高銘柄一覧の記事については以下に載せておきます。
大発会ストップ高銘柄のジンクス
大発会にストップ高となった銘柄にはジンクスがあります。
大発会のジンクス
大発会にストップ高となった銘柄は、当年の大化け銘柄となる。
そこで2021年の相場において、果たしてそのジンクスが当てはまるのか否かについて検証をしました。
検証結果について
大発会にストップ高となった銘柄の値上がり率については以下のとおりです。
ード | 銘柄名 | 年初来安値 | 年初来高値 | 値上がり率 | 上げ相場期間 |
---|---|---|---|---|---|
7360 | オンデック | 5,450 | 7,330 | 134% | 微妙(1月のみ) |
4169 | ENECHANGE | 834 | 4,590 | 550% | 大当たり(8~11月) |
7342 | ウェルスナビ | 2,503 | 4,710 | 188% | 当たり(1~4月) |
6897 | ツインバード工業 | 1,432 | 2,395 | 167% | 微妙(1月のみ) |
3004 | 神栄 | 808 | 2,382 | 295% | 微妙(1月のみ) |
6776 | 天昇電気工業 | 556 | 775 | 139% | 微妙(1月のみ) |
7922 | 三光産業 | 444 | 639 | 144% | 微妙(1月のみ) |
9941 | 太洋物産 | 363 | 1,860 | 512% | 大当たり(4~9月) |
4480 | メドレー | 4,845 | 6,030 | 124% | 微妙(1月のみ) |
3559 | ピーバンドットコム | 1,080 | 1,371 | 127% | ハズレ(1/5が高値) |
8139 | ナガホリ | 146 | 360 | 247% | 当たり(1~11月) |
6549 | DMソリューションズ | 3,015 | 4,600 | 153% | 微妙(1月のみ) |
6347 | プラコー | 366.6 | 605 | 165% | 当たり(3~5月) |
4918 | アイビー化粧品 | 535 | 1,719 | 321% | 大当たり(2~7月) |
※年初来安値は高値よりも前の期間における安値を記載しています。
テンバガー銘柄は生まれなかったものの、安値から5倍以上になった銘柄が2銘柄、3倍以上になった銘柄が1銘柄と、大相場になった銘柄がちらほらありましたので、一応ジンクスは当たる銘柄もあるといえるのではないでしょうか。
また、このジンクス特徴として1つ気を付けなければならないことがわかりました。それは以下です。
ここに注意
・たまたま大発会の時期に材料が出て一瞬だけ値上がりしたような銘柄が多数紛れ込んでいる
大相場になるジンクスはあるもののストップ高銘柄であれば何でも良い訳ではなく、材料による値上がりの場合はその後暴落している銘柄も多かったでですね。
どちらかというと大発会時点では特に材料が見当たらないが値上がりしたような銘柄の方が大相場になる可能性が高いかもしれません。
値上がり率の高かった銘柄の値上がり要因について
それではここからは年内に安値から5倍以上に値上がりした2銘柄について値上がり要因をご紹介します。
4169 ENEGHANGE
■四季報等
【URL】https://enechange.co.jp/
【決算】12月
【設立】2015.4
【上場】2020.12
【特色】電力・ガス切り替えプラットフォーム運営や電力・ガス会社用クラウド型DX支援サービス提供
主な値上がり要因
- 東京ガスの需要家へデマンドレスポンスサービスを提供することになったと発表(7月)
- 運営参画する海外特化型の脱炭素エネルギーファンド「JAPAN ENERGY ファンド(JEF)」を通じて、家庭用電力モニター及び次世代スマートメーターのアプリケーションを提供している米センスに出資したと発表(9月)
- 法人顧客向け電力切替サービスなどのオーベラス・ジャパンを買収したと発表(10月)
- 電気自動車(EV)充電ステーション向けサービス「エネチェンジEV充電サービス」を開始すると発表(11月)
9941 太洋物産
■四季報等
【URL】http://www.taiyo-bussan.co.jp/
【決算】9月
【設立】1941.4
【上場】1993.4
【特色】輸入畜産物中心の商社。商品市況下落や大口取引先倒産で経営悪化。業容縮小し経営再建進める
主な値上がり要因
- 2021年9月期第2四半期累計の最終損益が1000万円の赤字(前年同期は1億3000万円の赤字)に赤字幅が縮小したと発表(5月)
- 2021年9月期第3四半期累計の単独決算において営業損益は1億800万円(前年同期は1億8700万円の赤字)となり、通期計画の7000万円を超過したと発表(8月)
- 中国商務省が9月16日、中国が環太平洋経済連携協定(TPP)への加盟を正式に申請したと発表(農畜産物を中心の商社である同社に業績上げ思惑買い)(9月)

どちらの銘柄も業績か注目テーマに関連するIR発信による値上がりであり、きちんと値上がりの根拠があるようですね。
まとめ
2022年の大発会は1月4日ですが、毎年のようにストップ高銘柄が多数出ていることから、今年も出ることでしょう。
それらの銘柄の中から大相場になりそうな銘柄を見つけるには以下の点に注目してください。
ポイント
- 一過性の値上がりではないか確認
- 好業績(もしくは赤字からの黒転化等) or 当年の注目テーマと事業がマッチしているか確認
上記の1つ目については、一過性の値上がりの場合の特徴として、大発会以降で株価が上がっても大きく上昇しても1月中に下落する傾向にあるので、2月時点の株価を見て判断でも良いかもしれません。
大発会はストップ高になったとしても、1月時点では大きく値上がりしない銘柄の方が良いかもしれませんね。
こういったところに注目して今年も大発会を迎えましょう!
今回もご覧いただきまして、ありがとうございました。